縫い糸について

手縫い糸 ポリエステル系



糸は革製品の作成において重要な要素です。
手縫いで縫う場合、糸はおおよそ種類として
・麻糸
・ポリエステル系糸
・シニュー糸
などがあります。

●麻糸
天然素材であり、様々な染色によりカラーも豊富。
麻糸は乾燥に弱く、毛羽立っているためそのまま縫い続けると糸自体が傷ついてしまうため、
糸にロウ(蜜蝋)を塗り込んでから縫います。

●ポリエステル系糸
人工素材の、強度がありカラーも豊富な糸です。
またその中でボンドの中心に糸をよるボンド加工糸【MBT】製品は、細い繊維同士がほつれにくく美しい縫い目に仕上がります。

●シニュー糸
天然シニュー【鹿の腱】を応用し、人口繊維(ナイロン・ポリエステル糸)で天然シニューの形を再現したものをシニューと呼んでいます。平面な糸で割くことが出来るので、強度や使いたい太さによって調節することが可能です。

当工房では、糸の強度・豊富なカラーを持つポリエステル系糸【MBT】を使用しております。
糸へは縫い前に松ヤニを配合した蜜蝋を塗り込みますので、防汚・防水効果も生まれます。


以前は麻糸をメインとして使用していたのですが、長年使うとどうしても擦り切れやすいので、ポリエステル系に変更しました。

麻糸で作ったボディーバック

麻糸で作成したボディーバック(4年使用)

糸は擦り切れてますが、手縫いのためほつれがなく、伝染はしていません。




手縫いのこだわり・・・ハンドメイド 手縫い・革生地へのこだわり
素材使用商品・・・・・ペンケース レクタングラー
           コインケース スィンロン

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